バビディーの洗脳:孫悟空 エピソード2: 迷走
前回、ブログの記事として考えた案を、妄想しながらストーリーとして作ってみました。
ドラゴンボールの本編、公式の内容とは全く関係ない話となりますので、ご注意ください。
あくまでIFストーリーとなります。時間があれば漫画へと表現していきたいのですが
現状イラストで精一杯です。
エピソード2: 迷走
タイトル: 「闇の支配」
悟空がバビディの魔法にかかり、完全に操られてしまった夜。仲間たちは息を切らしながらも、再び集まって対策を練るべく話し合いを始めた。
「悟空があんなに簡単にやられるなんて…。バビディの力、恐ろしいな。」クリリンが困惑した表情で言った。
「確かに強力だが、悟空を取り戻す方法があるはずだ。考えるんだ」ピッコロは冷静に話しながら、策を考え始めた。
「俺が直接バビディを倒す。それしかない。」ベジータが拳を握りしめ、決意を固めていた。
「それは無理だ、ベジータ。悟空を取り戻す方法を見つけなければならない。無闇に戦えば、悟空も危険にさらされるだけだ。」ピッコロがベジータを制止する。
その時、遠くから低い声が響いた。「無駄だ…。孫悟空はもう私のものだ。」バビディの声が再び現れた。
「バビディ!姿を見せろ!」ベジータが叫び、周囲を見回すが、バビディの姿はどこにも見当たらなかった。
「フッフッフ…ここにいるのは、お前たちの最強の戦士だ。」バビディの声が続くと、闇の中から操られた悟空が現れた。彼の目には生気がなく、冷たい視線を放っていた。
「悟空…やめろ…!」クリリンが叫んだが、悟空は無言でクリリンに向かって拳を振り下ろした。寸でのところでピッコロが間に入り、攻撃を防ぐ。
「クリリン、下がってろ!俺たちで何とかする!」ピッコロが叫び、悟飯と共に悟空に立ち向かう。
「フッフッフ…無駄だ、無駄だ。お前たちに悟空を取り戻すことなどできない。」バビディの声は冷酷だった。
悟空と仲間たちの戦いが激化する中、ベジータは冷静にバビディの所在を探り始めた。「奴を見つけ出し、叩きのめすしかない。カカロットの中に残るわずかな意識を信じるしかない。」
ベジータの決意が固まると同時に、彼の体から強大なエネルギーが放たれた。「カカロット、魔神ブウの時の借りは、ここでかえすぞ。」
一方、戦いの中で悟飯とピッコロは苦戦を強いられていた。悟空の圧倒的な力に押され、次第に劣勢に立たされる。しかし、悟飯の中にはまだ希望の光が残っていた。
「お父さん、お願いだ、戻ってきてくれ…!」悟飯の叫びが響き渡るが、悟空は無反応だった。
その時、悟空の目が一瞬だけ元の輝きを取り戻した。「悟飯…」悟空の声がかすかに聞こえたが、すぐにバビディの支配が強化され、再び冷たい戦士に戻ってしまった。
「今だ!悟空の意識が戻っている間に攻撃するんだ!」ピッコロが叫び、悟飯と共に全力で悟空に立ち向かった。
激しい戦闘が続く中、ベジータはついにバビディの居場所を突き止めた。「見つけたぞ、バビディ!」ベジータは全力でバビディに向かって飛びかかり、その瞬間、バビディは驚愕の表情を浮かべた。
「貴様…どうしてここに…」バビディが叫ぶ前に、ベジータの拳がバビディに直撃した。
「これで終わりだ、バビディ!」ベジータが怒りの拳を振り下ろすと、バビディは悲鳴を上げながら地面に崩れ落ちた。
その瞬間、悟空の体から黒い霧が消え、彼は膝をついて息を切らしながらも正気を取り戻した。「みんな…俺・・・オラは…」
「父さん、お帰りなさい!」悟飯が駆け寄り、悟空を抱きしめた。
「バビディは倒した。しかし、まだ終わりではない。奴の計画がどこまで進んでいるか分からない。」ピッコロが冷静に警告した。
「そうだな。こっからが本当の戦いだ。」悟空は立ち上がり、再び仲間たちと共に次なる戦いに向かって歩き出した。
続く…
最後まで読んでいただきありがとうございます。



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