バビディーの洗脳:孫悟空 エピソード4: 絶望
前回、ブログの記事として考えた案を、妄想しながらストーリーとして作ってみました。
ドラゴンボールの本編、公式の内容とは全く関係ない話となりますので、ご注意ください。
あくまでIFストーリーとなります。時間があれば漫画へと表現していきたいのですが
現状イラストで精一杯です。
エピソード4: 絶望
タイトル: 「絶望の淵」
悟空たちはバビディの拠点を目指し、広大な荒野を進んでいた。彼らの前には数々の試練が待ち受けており、戦いの中で何度も苦しみを味わったが、それでも希望を捨てることなく前進を続けた。
「バビディの居場所は、もうすぐだ。」ピッコロが気を感じながら言った。「この先にある古代の遺跡が、奴の隠れ家だ。」
「このまま突き進むだけだ。」ベジータが拳を握りしめ、決意を新たにした。
その時、突如として地面が震え、大きな影が彼らを覆った。上空を見ると、巨大なモンスターが姿を現した。バビディの手下であるその怪物は、彼らの進路を阻むために送り込まれたのだった。
「またか…!」クリリンが叫び、戦闘態勢に入った。
「みんな、気ぃつけろ!こいつはものすげぇ気だ!」悟空が仲間たちに警告し、自身も怪物に向かって飛びかかった。
激しい戦闘が繰り広げられ、悟空とベジータが前線で怪物を攻撃し、ピッコロと悟飯が支援に回った。しかし、怪物の力は予想以上で、彼らは次第に劣勢に立たされていった。
「このままじゃ…」悟飯が息を切らしながら言ったが、その時、怪物の攻撃が直撃し、彼は地面に倒れた。
「悟飯!」悟空が叫び、必死に息子を助けようとするが、怪物の攻撃が容赦なく降り注いだ。
「これ以上は持たないぞ…!」クリリンが焦燥感を露わにしながら叫んだ。
その瞬間、空が暗転し、バビディの笑い声が響き渡った。「フッフッフ…愚かな戦士たちよ、これが絶望の始まりだ。孫悟空、君たちの戦ってきた力を吸収して、このパペット(怪物)に力を注いだんだよ。」
バビディは自身の魔法を強化し、悟空たちの力を封じ込めようとした。「お前たちは私の前に無力だ。」
悟空は必死に抵抗しようとするが、その力は次第に奪われ、仲間たちも次々に倒れていった。バビディの計画は順調に進み、彼らの希望は一瞬にして打ち砕かれた。
「みんな…すまねぇ…」悟空は悔しさと無力感に苛まれながら、倒れた仲間たちを見つめた。
「フッフッフ…これで終わりだ。」バビディは満足げに笑い、彼の魔法が最高潮に達したその瞬間、地面から巨大な暗黒の柱が立ち上り、彼らを飲み込もうとした。
「もう…だめなのか…?」悟飯が倒れる。
その時、どこからともなく温かな光が差し込み、暗黒の柱を打ち破った。空が再び明るくなり、バビディの魔法が一瞬で消え去った。
「何だ…これは…?」バビディが驚愕の表情を浮かべる中、光の中から一人の戦士が姿を現した。
「お前を倒しに来た。」その声は力強く、彼の姿はまるで伝説の戦士そのものだった。
「トランクス…!」悟空が驚きと喜びの声を上げた。
「父さん、みんな、もう大丈夫だ。僕が来たからには、もう絶望に負けない。」トランクスは微笑みながら、バビディに向かって力強く歩み寄った。
「貴様…!」バビディが怒りに満ちた声を上げると同時に、トランクスは彼の前に立ちふさがり、その拳を振り上げた。
「これで終わりだ、バビディ!」トランクスの剣がバビディに直撃し、彼の魔法が完全に破壊された。
「トランクスさん、すごい」悟飯が歓喜の声を上げ、仲間たちも次々に立ち上がった。
「久しぶりだな、トランクス。いつぶりだ。サンキューなぁ。あのままだとおらたちやられちまってたぞ。おめぇが来てくれて、本当に助かった。」悟空が感謝の意を伝えた。
「まだ終わりではないです。バビディを完全に倒すまで、油断はできません。」とトランクスが冷静に言い、仲間たちもそれに同意した。
悟空はすかさず聞く。「どうしてバビディーは生きてたんだ。おめぇはなんでバビディーを知ってんだ?」とトランクスへ質問する。
トランクス「実は、僕の未来の世界はもう存在しないんです。詳しく言うと長くなるのですが・・・、未来で僕がセルを倒した後、悟空さんたちの前にバビディーが現れたように、僕の世界でも、あいつらが現れ大変な世界になる所でした。なんとか魔神ブウを倒すことには成功したのですが、地球にいたバビディーは分身だったのです。あいつの本体はこの星にいて地球への復讐を果たそうと計画をしていたんです。」トランクスが冷静に話した所、
「そういうことだったのか」とピッコロが納得した表情をする。
彼らは再び一つにまとまり、バビディの本拠地へと向かって歩みを進めた。次なる戦いに備えながら、彼らの絆は一層強固なものとなった。
続く…
最後まで読んでいただきありがとうございます。



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